ケーキが演出してくれる充実の時-ケーキのおいしさについて|ショートケーキって苺だけ。

ケーキが演出してくれる充実の時

見た目も豪華でおいしそうな、食べると本当にとろけるようなケーキを売るケーキ屋さんが評判を呼んで、遠くからわざわざ買いにくるという話題は、テレビの食べ歩きなどをテーマにした番組でよく紹介されることがある。人口2万人程度の私の町にも、テレビでは紹介されることはないけれど何度も通いたくなるおいしいケーキを売るケーキ屋さんがある。ふんわりとして、生クリームは上質で、味は上品といえば、変哲もない表現だが、そのケーキのためにある表現だと思えるほどおいしい。


けれども、そんなにおいしいケーキだけれど、時々素朴な家庭で作ったケーキが食べたくなることがある。

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特に、卵黄をたっぷりと入れたロールケーキはお店のふんわり感もいいが、ずっしりと重くて、ひとかじりするとしっかり口の中でケーキの甘みがじっくりと味わえる家庭のロールケーキがいい。出来上がりは豪華とはならないが、お皿に乗った控えめな姿がとてもいとおしい。


ケーキが出来上がると、友だちに電話して急遽ケーキでお茶にしましょうと誘ってみる。2、3人は必ず集まってくれる。

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お茶会の始まりは作り方を伝授したり、あのケーキ店、このケーキ店の品定めだったりするが、だんだん話しは充実して、日常の疑問を一人が口にすると呼応してそれなりの反応が返ってくる。子どもの成長と社会のできごとが切っても切れない間柄で、情報がどれほど大事かとか、どんな風に情報を得るかとか、豪華でないケーキがこんな充実の時を演出してくれることに感謝。

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